XPS13(9343)に、Linux Mint22.2(Cinnamon Edition)の難所であるBluetooth接続でマウスを使えるようにしてみた。
Blueman を使う
1.インストールしていなければ、以下のコマンドを1つだけ実行してください。
bash
sudo apt update && sudo apt install blueman -y
2. 画面でマウスを探して接続する
- Linux Mintの「メニュー」から 「Bluetoothマネージャー」 を検索して開きます。
- マウスの底面ボタンを 5秒以上長押し して、LEDを 高速点滅 させます。
- ツールの左上にある [検索 (Search)] をクリックします。
- リストに
LOGI M240が現れたら、以下の順に操作してください。- 右クリック して [信頼 (Trust)] を選ぶ(星マークが付きます)。
- もう一度 右クリック して [ペアリング (Pair)] を選ぶ。
- 最後に 右クリック して [接続 (Connect)] を選ぶ。
3. それでも出ない場合
USBアダプタが「LE(省電力)デバイス」をスキャンできていないことにあります。
特に安価なアダプタや一部のドライバでは、標準のスキャンでLEデバイスが除外されることがよくあります。以下の最後の強力な手段を試してください。
LEデバイスを強制的に「見える」ようにする
ターミナルに以下のコマンドを1行ずつコピーして実行してください。
bash
sudo btmgmt le on
bash
sudo btmgmt find
- ここで
DB:98:E5:40:95:7DまたはLOGI M240が表示されたら Ctrl + C で止めてください。これで見えるようになれば、その後のペアリングが可能になります。
2. Bluemanの設定で「すべて表示」にする
「Bluetoothマネージャー(Blueman)」を起動しているなら:
- [表示] メニュー > [名前のないデバイスを表示] にチェックを入れます。
- もう一度マウスを高速点滅させてから「検索」を押します。
3. アダプタの物理的な干渉を避ける
意外と多いのが、USB WiFiアダプタと干渉しているケースです。
- 現在刺している MediaTekのWiFiアダプタと、新しいBluetoothアダプタの距離 は近いですか?
- もし可能なら、BluetoothアダプタをPCの反対側のポートに刺し直して試してください。
USBアダプタがLE(Bluetooth 4.0/5.0以降の省電力規格)に対応しているか
lsusbをもう一度実行して、新しいアダプタの ID番号(例: DB:98:E5:40:95:7D など) を調べる。- そのIDを元に、専用のドライバ(ファームウェア)を探す。
まずは sudo btmgmt le on の後にスキャンして、何か新しいデバイスが出るか確認してください。
ついに
DB:98:E5:40:95:7D LOGI M240 がスキャンに引っかかりました!hci0 dev_found としてリストに出ているので、アダプタ自体はマウスを認識できています。
あとは、情報の鮮度が落ちる前に以下の3つのコマンドを「一気に」貼り付けて実行してください。
1. マウスの登録とペアリング(一括コピペ用)
マウスがまだ 高速点滅 していることを確認してから、以下をコピーしてターミナルに貼り付けてください。
bash
bluetoothctl trust DB:98:E5:40:95:7D && \
bluetoothctl pair DB:98:E5:40:95:7D && \
bluetoothctl connect DB:98:E5:40:95:7D
2. もし上記で「not available」と出る場合
スキャンの情報が消えやすいため、スキャンを裏側で動かしながら登録を試みます。以下をコピペしてください。
bash
bluetoothctl scan on & sleep 3; bluetoothctl trust DB:98:E5:40:95:7D && bluetoothctl pair DB:98:E5:40:95:7D && bluetoothctl connect DB:98:E5:40:95:7D; kill $!
3. 注意点:重大なヒント
ログを見ると、マウスの電波強度(RSSI)が -40 と非常に良好ですが、周囲に Remo-mini など他の Bluetooth LE デバイスが多数飛んでいます。
- もし
Pairing failedと出る場合は、一度 マウスの電池を抜いて10秒待ってから 再び点滅させて実行してください。 - マウスが動き出したら、Solaar などのツールで電池残量なども確認できるようになります。
上のコマンドを実行した結果、
コマンドで「not available」と出るのは、
bluetoothctl という管理ツールが、スキャンで見つけたマウスの情報を一瞬で忘れてしまっているのが原因です。
これを解決するには、スキャンを止めずに、スキャンの最中に登録を叩き込む必要があります。以下の「一括実行コマンド」を、マウスを高速点滅させてからコピー&ペーストしてください。
1. スキャンと登録を同時に行う(一括コピペ)
bash
bluetoothctl scan on & sleep 5; bluetoothctl trust DB:98:E5:40:95:7D; bluetoothctl pair DB:98:E5:40:95:7D; bluetoothctl connect DB:98:E5:40:95:7D; kill $!
※実行後、5秒ほど待つと自動的にペアリングと接続が始まります。
2. それでもダメな場合:手動で情報の鮮度を保つ
もし上記が失敗するなら、以下の手順で「スキャンの最中」にコマンドを打ちます。
- ツールを起動bash
bluetoothctlコードは注意してご使用ください。 - スキャンを開始(マウスを点滅させてから)text
scan onコードは注意してご使用ください。 [NEW] Device DB:98:E5:40:95:7D LOGI M240が出た瞬間に、以下の3行を順番に素早くコピペして実行(scan onは止めてはいけません)texttrust DB:98:E5:40:95:7D pair DB:98:E5:40:95:7D connect DB:98:E5:40:95:7Dコードは注意してご使用ください。
最後の手段:Blueman (GUI) を使う
コマンドのタイミングが合わない場合、画面上で操作できる BluemDB:98:E5:40:95:7Dan (Bluetoothマネージャー) が最も確実です。
- ターミナルで
sudo apt install bluemanを実行してインストール。 - メニューから起動し、「検索」で見つかった「LOGI M240」を「右クリック > 信頼」 してから 「右クリック > 接続」 してください。
コマンドの実行タイミングのわずかなズレで、OSがマウスを見失ってしまいます。
bluetoothctlを一度起動してから、その内部で一気に処理を完結させるのが一番確実です。
以下の手順を一文字ずつ、落ち着いて進めてみてください。
1. ツールを起動
まず、これだけを打って Enter。
bash
bluetoothctl
コードは注意してご使用ください。
2. 内部で一括実行(コピペ用)
画面が [bluetooth]# に変わったら、以下の3行をまとめてコピーして貼り付け、Enter を押してください。
(※マウスは必ず高速点滅させておいてください!)
text
scan on
trust DB:98:E5:40:95:7D
pair DB:98:E5:40:95:7D
connect DB:98:E5:40:95:7D
これでもダメな場合の「奥の手」:直接登録
OSが「知らない」と言い張るなら、スキャンを待たずに強制的に「知っているデバイス」として登録します。ターミナル(bluetoothctlを抜けた後)に以下を貼り付けてください。
bash
sudo btmgmt add-device DB:98:E5:40:95:7D 1 && \
bluetoothctl trust DB:98:E5:40:95:7D && \
bluetoothctl pair DB:98:E5:40:95:7D && \
bluetoothctl connect DB:98:E5:40:95:7D
現在の状況確認:
trustやpairを打ったとき、Changing DB:98:E5:40:95:7D trust succeededという文字は出ましたか?- もし
Authentication Failed(認証失敗)が出る場合は、マウス側の電池を一度抜いて、ペアリング情報をリセットしてください。
実行されたログを見ると、コマンドは入力されていますが、「Device DB:98:E5:40:95:7D not available」などのエラーすら出ず、無反応(またはスルー)の状態に見えます。
これは、bluetoothctl の中でコマンドを連続投入した際、スキャンが追いついていないのが原因です。
「一歩ずつ、確実に」 以下の手順で進めてください。これでダメなら Blueman (GUI) を使うのが最短ルートです。
1. 手動で1行ずつ確認しながら実行
bluetoothctl を起動した状態で、以下の順に「1行打って、反応を待つ」を繰り返してください。
- スキャン開始(マウスを点滅させてから)text
scan onコードは注意してご使用ください。 - [NEW] Device DB:98:E5:40:95:7D LOGI M240 という文字が出るまでじっと待ちます。
- 文字が出たら、すかさず「信頼」を打つtext
trust DB:98:E5:40:95:7Dコードは注意してご使用ください。→ ここでtrust succeededと出れば勝機です! - 続けてペアリングtext
pair DB:98:E5:40:95:7Dコードは注意してご使用ください。 - 最後に接続text
connect DB:98:E5:40:95:7Dコードは注意してご使用ください。
それでも「Device not available」が出る場合
コマンドのタイミングがシビアすぎるため、GUI(画面)のツールに切り替えましょう。
- ツールをインストール(通常のターミナルで実行)
- 下記を入力
bashsudo apt install blueman - 起動
メニューから 「Bluetoothマネージャー」 を開きます。 - 操作
- マウスを高速点滅させます。
- 左上の「検索」を押し、
LOGI M240が出たら 右クリック > 信頼 (Trust)。 - そのまま 右クリック > 接続 (Connect)。
今、scan on をした後に [NEW] Device DB:98... という文字は画面に流れてきましたか? もし流れてこない場合は、マウスの電池を一度抜いてから再度長押ししてみてください。
以下の手順で進めてください。
マウスを接続する手順
- マウスを準備: 底面のボタンを 5秒以上長押し して、LEDを パパパッと高速点滅 させます。
- アプリを起動: ミントメニュー(左下のアイコン)から 「Bluetoothマネージャー」 を探して開きます。
- 検索: 左上の [検索 (Search)] ボタンをクリックします。
- 登録と接続:
- リストに
LOGI M240が現れたら、まず 右クリック > [信頼 (Trust)] を選択します(これで次回から自動接続されます)。 - 次に 右クリック > [ペアリング (Pair)] を選択します。
- 最後に 右クリック > [接続 (Connect)] を選択します。
- リストに
Blueman (Bluetoothマネージャー) でマウスが認識されました。
総評
Bluetooth接続のデバイスはWINDOWSの代替OSとして常用利用するには依然として厳しいかなと思いました。

